長野県安曇野市に誕生した安曇野ブルワリーは、農業のまち・安曇野の大地から生まれた、100%地元産のクラフトビールを届けるブルワリーです。設立は2021年。
農家出身の創業者たちが、「農業の未来をビールで支えたい」という想いを原点に、畑での汗と、ビール造りへの情熱を掛け合わせて歩み始めました。

ホップも大麦も、そしてビールの命である水も、すべてが安曇野産。自社の畑で手間ひまかけて育てられた素材に、北アルプスから湧き出る名水を加え、他では味わえない“地の味”を醸し出します。
半世紀前には途絶えてしまったホップ栽培も、今ふたたび「あづみのホップ」としてこの地に息を吹き返し、安曇野ブルワリーの主役のひとつとなりました。

地域に根ざし、循環型農業にも取り組む姿勢は、ビールの副産物である麦芽かすを肥料として土に還し、その作物をブリューパブの料理に活かすという、まさに地産地消の理想的なかたち。
全国的にも稀少な「100%地元素材のクラフトビール」という挑戦を、安曇野の大地とともに着実に育て続けています。

安曇野ブルワリーのビールは、風土をそのまま映す一杯。
そこには、大切に耕された畑と、清らかな湧き水と、そして土地を想う人の心が、静かに、しかし力強く息づいています。