青森県弘前市を拠点に、地域の魅力をクラフトビールとともに発信する「Be Easy Brewing」。2016年の創業以来、国内外の品評会で数々の受賞歴を誇る実力派ブルワリーです。地元の風景や伝統工芸、特産品をインスピレーションに、ストーリー性豊かなビールを手がけ、その味とデザインで人々の心を惹きつけています。

設立者はアメリカ出身のギャレス・バーンズさん。米軍基地勤務をきっかけに青森に魅了され、退役後に弘前へ移住。英会話教室の運営や津軽三味線奏者としての活動を経て、地元への深い愛情とクラフトビールへの情熱から「Be Easy Brewing」を立ち上げました。今では、弘前のタップルーム「ギャレスのアジト」や、青森市のブリューパブ「Aomori Brew Pub」を通して、地元と世界をつなぐ存在となっています。

Be Easy Brewingのもうひとつの顔が、自社農園「Be Easy Farms」。ここでは無農薬・有機肥料によってホップや野菜を育て、ビールの副原料やタップルームの料理に活かしています。ビール醸造で生まれる麦芽粕を再利用し、環境にも優しい循環型の農業を実践。夏には自ら収穫したホップでビールを仕込む「ホップ収穫祭」も開催し、地域とのつながりを深めています。

「地元から、世界へ」。Be Easy Brewingは、青森という土地の空気や文化、人のぬくもりを、クラフトビールというかたちで伝えるブルワリーです。ビールの味わいを楽しむことは、青森を感じ、共に育む体験そのもの。心も体も、ふっと軽くなるような「Be Easy」なひとときを、ぜひ味わってください。