尾州ブルーイング(Bishu Brewing)は、愛知県一宮市に2023年9月に誕生したクラフトビール醸造所です。
老舗酒店「林屋」がプロデュースし、繊維の街として栄えてきた“尾州”の地から新たな文化を紡ぐことを目指しています。屋号には「紡ぐ醸造所」という思いが込められ、ヒト・モノ・コトが集まり、新しい文化を生み出す場として地域に根差しています。
仕込み水には清流・木曽川の伏流水を使用し、ドライホップ製法によって華やかな香りを引き出しています。
看板商品「ウールとエール ホッピーケルシュ」は、苦みを抑えつつもフルーティーな味わいで、ビールが苦手な方やクラフトビール初心者にも親しみやすい一杯。
地元の活気を取り戻したいという願いを込めて名付けられたこのビールは、尾張一宮駅東口すぐの尾州ビレッジにあるスタンディングスタイルのブルワリーパブで楽しむことができます。
醸造を担うのは、アパレル業界出身という異色の経歴を持つ伊藤修平氏。環境負荷の少ない小ロット生産に魅力を感じ、クラフトビールの道へ進みました。製造過程で生じる麦芽かすは農家の肥料や養鶏のエサとして再利用し、持続可能な醸造にも取り組んでいます。
ファッションのように多彩なスタイルで展開するクラフトビールは、まさに尾州の繊維文化と響き合う存在です。
尾州ブルーイングは「羊のように愛されるビール」を掲げ、一宮の街に新しい賑わいを紡いでいます。