BLACK TIDE BREWING(ブラックタイドブリューイング)は、宮城県気仙沼市に誕生したクラフトビール醸造所です。
東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙沼の復興を願い、「クラフトビールによるコミュニティーづくり」を掲げて2018年にプロジェクトが始動し、2020年春に醸造をスタートしました。
地元の酒蔵・男山本店の菅原昭彦氏や、フカヒレ加工の石渡商店をはじめ、地域内外の多彩なメンバーが集まり、気仙沼の人々と共に歩むブルワリーとして活動を続けています。

醸造所は内湾エリアの商業施設「拓(ヒラケル)」に位置し、Tap Roomでは樽生を楽しめ、缶ビールの購入も可能です。
アメリカ・ポートランドでの醸造経験を持つヘッドブルワーのジェームズ・ワトニーが中心となり、IPAやHazy IPAといったアメリカンスタイルを得意としながら、地元食材を副原料に使ったり、企業とコラボしたりと、多彩なビールを生み出してきました。
その数はすでに200種類を超え、品質第一の姿勢で「気仙沼から世界に誇れるクラフトビール」を目指しています。

BTBが掲げるモットーは「BREWED WITH PRIDE IN KESENNUMA」。
気仙沼でビールを醸すことに誇りを持ち、地域の人々にも胸を張ってもらえる存在でありたいという思いが込められています。
地元では「髭のブルワリー」と呼ばれ親しまれ、震災を越えてつながった人々の情熱が、気仙沼発のクラフトビール文化を力強く育んでいます。