Brewlab.108(ブリューラボ トーハチ)は、2019年に山形県天童市で誕生したマイクロブルワリーです。
代表の加藤克明氏は、サウジアラビアでの禁酒生活を経て「自らの手でビールを造りたい」という情熱を抱き帰国。山形に移住後、地域の醸造関係者との出会いをきっかけに技術を磨き、夫婦二人でクラフトビール造りを始めました。

「Brewlab.108」という名には、“研究室のように新しい味を探求する”という理念と、「煩悩の数=108」になぞらえた108種類のテイストを生み出すという目標が込められています。また、「トーハチ」という読みには、加藤氏の人生にゆかりある中目黒の居酒屋「藤八」への敬意も込められています。

Brew lab.108では、山形県産の果物や紅花など、地域の特産品を副原料として使用。香料や人工甘味料は一切使わず、素材本来の香りや味わいを最大限に引き出しています。特に、天童の「最上紅花」は種まきから花摘みまで自ら手掛け、クラフトビールとして昇華。発泡酒製造免許の特性を活かし、副原料を巧みに組み合わせた個性的なビールを生み出しています。

品質にも強いこだわりを持ち、国内外のクラフトビールコンペティションで金賞やカテゴリーチャンピオンを獲得。山形の豊かな自然と文化を背景に、“Japan Origin”として世界に誇れる味わいを発信しています。

Brew lab.108の挑戦は、単なるビールづくりにとどまりません。
クラフトビールを通じて地域の農産物や生産者をつなぎ、地元の魅力を世界に伝えること。そして、人と人とのつながりを紡ぎながら、山形から世界へ新しい価値を発信し続けています。