FARMENTRY(ファーメンタリー)は、奈良県橿原市に2024年8月に醸造を開始したクラフトビールメーカーです。
屋号にはFARM+ENTRYとfermentery(発酵の場)を重ね、「農からはじまる発酵の入り口をつくる」という想いを込めました。日本のはじまりの地とも言われる橿原で、農と発酵の関係を“見えるかたち”にするブルワリーを目指しています。
醸造を担うのは、和歌山のVOYAGER BREWINGで経験を積んだ西崎翔氏。自社で育てるホップや地域の穀物・果実など、土地の恵みを生かしながら、オリジナル設計の設備と独自の工程で“ファーメンタリーらしさ”を表現します。糖化後の麦汁にホップや果実を漬け込んで香りを閉じ込めるホップスティーピング、工程を止めずに切り分けられる配管や瞬間冷却装置など、醸造家目線の工夫が随所に息づいています。
ラインアップは、世界のスタイルを橿原から紹介することをテーマに、アメリカ風とイギリス風のペールエール、鮮烈な香りのニューイングランドIPAなどを皮切りに、毎月3〜4種のエールを更新。
喉越しの良い「スペシャルハウスラガー」は橿原市内と併設タップルーム限定で提供し、できたての鮮度と麦芽の風味をじっくり楽しめます。
場所は橿原市五井町、今井町散策とあわせて訪れやすい立地です。
週末に開くタップルームでは、醸造所の香りと気配を感じながら一杯を。農からはじまる発酵の物語を、橿原の風土とともに味わってください。