鳥取県西部、名峰・大山(だいせん)のふもとに位置する「くめざくら大山ブルワリー」は、1996年の創立以来、豊かな自然と向き合いながら、大山の四季を感じられるクラフトビール「大山Gビール」を丁寧に造り続けています。

この土地でしか造れない味わいを目指し、ブルワリーでは水・麦・ホップ・米と、あらゆる原料を地元産にこだわっています。ビール造りに使われるのは、400年の時を経て湧き出す「地蔵滝の泉」の伏流水。地下150mから汲み上げるこの名水は、「平成の名水百選」にも選ばれた清らかな水で、ビールの味を根底から支えています。

麦芽には、大山固有の二条大麦「ダイセンゴールド」、ホップにはブルワリーの隣に広がるホップ畑で育てられた自家栽培の品種を使用。なんとそのフードマイレージはわずか20m。さらに地元・八郷地区の酒米「山田錦」や「強力」もビールの副原料として活かされ、吟醸酒のような風味を持つ個性豊かなビールが生まれています。

醸造責任者を務めるのは、山陰唯一の「マスターブルーイング・イバリュエイター」資格保持者である岩田秀樹氏。原料選びから醸造、そして飲み手の「うまい」の一言まで、すべてに責任を持ってビールを育てるその姿勢は、まさに“ビールの職人”そのものです。

大山の風土と人の技が織りなす一杯は、自然の恵みと情熱が詰まった唯一無二の味わい。くめざくら大山ブルワリーの大山Gビールには、この地に息づく四季の彩りと、ものづくりへの深い敬意が込められています。