HAZY LABOは、埼玉県狭山市にあるクラフトビールの醸造所兼テイスティングルームで、2022年11月に設立されたブルワリーです。合同会社hazy laboが運営し、HAZYやIPAに特化した実験的な醸造を行っているのが大きな特徴です。

コンセプトは「低アルコールHAZY×IPAの可能性を探る実験的ブルワリー」。
一般的なHAZY IPAではフルーツなどの副原料を使う例も多い中、HAZY LABOでは基本的にモルト、ホップ、酵母のみでトロピカルな香りを表現することを目指しています。副原料に頼らず、ホップや酵母の組み合わせ、発酵条件の違いなどによって生まれるフレーバーの可能性を探求しています。

また、「Hazyを熟成させる」という独自の視点も特徴のひとつです。常温熟成によってホップバーンが消えるのか、アロマはどう変化するのか、チオールの解放は起きるのかなど、まだ科学的に解明されていないHAZYの特性を実験醸造を通して検証しています。

醸造設備は400L規模のブリューハウスを採用し、1回の仕込みで得られる麦汁を2つの発酵タンクに分けて発酵させる「スプリットバッチ」を実施。ホップや酵母、発酵温度など、1つの条件だけを変えることで味の違いを明確に比較できるようにしています。併設のテイスティングルームでは、その違いを実際に飲み比べることも可能です。

醸造用水にはROフィルターで不純物を取り除いた水を使用し、ミネラルバランスを再構築することでビールに適した水質を作り出しています。こうした徹底した管理のもと、HAZYというスタイルの未知の可能性を探り続ける、研究所のようなブルワリーです。