HOKKAIDO BREWING(北海道麦酒醸造株式会社)は2002年に小樽市高島で創業した、小規模ながら個性豊かなクラフトビールを造り続けるブルワリーです。
地元・余市町や仁木町の農家と密接に関わり、生食用には出荷できない規格外の果実を有効活用した「フルーツビールシリーズ」が代表的な存在です。
欧米のフルーツビールと比べても果実使用割合が圧倒的に多く、みずみずしい香りと果実感あふれる味わいが最大の特長で、国内外のファンを魅了しています。

フラッグシップの「小樽麦酒」や限定フルーツビールに加え、北海道産フルーツを活かしたチューハイやハイボールなど幅広い商品展開を行い、〈ここでしかできないもの〉をモットーに開発を続けています。
特に近年は瓶ビールの殺菌工程にトンネル型低温殺菌装置パストライザーを導入し、従来の手作業による高温作業の負担を軽減。殺菌精度のばらつきや瓶破損リスクを解消するとともに、2人で6000本、4人で12000本を1日で製造できる体制へと強化しました。これにより生産量は約2.7倍に拡大し、安定的かつ効率的な製造体制を確立。アメリカ、中国、香港、台湾、シンガポールなど海外への輸出も伸び続けています。

「北海道の素材の素晴らしさを世界中に伝えたい」という思いのもと、農家の顔が見える安心・安全な果物を原料に、収穫や搾汁の段階から関わり抜くこだわりの製造が強みです。
ユニークな商品開発と確かな品質管理で、国内市場はもちろん、成長著しい海外クラフトビール市場にも挑戦し続けています。