長野県伊那市の美しい自然と人とのつながりから生まれる「In a daze Brewing(イナデイズ ブルーイング)」。
2018年の設立以来、“よりよい生活が、良い人生を醸す”という信念のもと、クラフトビールを通じて地域の文化や風土、そして人の思いを表現しています。

ブルワリーの名には、「ぼんやりする」「夢心地」といった意味が込められ、「伊那」と「in a daze」をかけ合わせた言葉遊びにも、土地への深い愛情が感じられます。運営するのは信州大学農学部出身の冨成和枝さん。食品会社勤務や他ブルワリーでの修業を経て、伊那の地に戻り、2019年から自社醸造をスタートしました。

伊那谷の多様な自然・農業・歴史・人との関係性を大切にしながら、ストーリー性のあるビールを次々と生み出しています。森林整備NPOと連携して地元のアカマツの新芽と松ぼっくりを使った「森の座ペールエール」や、信州産の希少米・カミアカリを使った「HASE」など、地域資源とのコラボレーションも積極的に展開。伊那谷の季節の移ろいや人々の暮らしが、そのままビールの個性となって現れます。

併設のタップルームでは、自家製ビールとともに、石窯で焼いた伊那産野菜たっぷりのピザも提供。「暮らしたい場所で暮らす」「やりたいことを仕事にする」という冨成さんの姿勢は、In a daze Brewingのクラフトビールそのものに表れています。

自然と共に生き、人とつながり、土地の物語をビールに込めて届ける。伊那でしか生まれない感覚と味わいが、In a daze Brewingの一杯には詰まっています。