こまいぬブルワリー 柏麦酒(有限会社こまいぬ)は、千葉県柏市にある家族経営のクラフトビール醸造所です。2017年12月に醸造を開始し、「造る」のではなく「育てる」ビールを理念に、地域に根ざした高品質なビール造りを行っています。
香りや風味を際立たせるために素材と技術にこだわり、地元産の原料を使ったビールの実現を目指し自社農園での麦やホップの栽培研究にも取り組んでいます。
柏市は東京から電車で約30分の距離にあり、スポーツ文化や個性的な商店街がある一方で、豊かな自然に恵まれた農産物の産地でもあります。こまいぬブルワリーでは、柏の水と風土に育まれたビールを通じて、この地域の魅力を発信し、地元の人々にとって誇れる存在を目指しています。
運営メンバーは、元塾経営で東大農学部出身の父、商社出身の兄、ハンガリー在住経験のあるビアソムリエの弟という理系家族。個性と専門性を活かして、幅広い味わいのビールを生み出しています。直営レストランでは、併設の醸造所でつくられたできたてビールと自家農園の野菜を使用した料理が楽しめ、明るくカジュアルな空間で誰もが気軽にビールの魅力を味わうことができます。
また、こまいぬブルワリーではビールを通じた地域貢献にも力を入れています。医療ケア児支援のチャリティービール、食品ロス削減を目的としたコッペパンや規格外の梨を活用したビール造りなど、持続可能な社会に向けた取り組みも展開。地域の子供たちを対象にしたホップ畑の体験活動やビール造り教室、ビアソムリエによる啓発活動も行っており、ビール文化の楽しさと奥深さを地域に広めています。