くじゅう連山の雄大な自然に抱かれる大分県竹田市。ここに、地元で長年親しまれてきたクラフトビールの存在があります。それが「くじゅう高原地ビール」。
運営するのは、1995年に設立された株式会社くじゅう高原開発公社で、くじゅう高原の観光と地域資源の魅力を伝えるべく、地ビールの製造・販売を続けてきました。

醸造所が位置するのは、阿蘇くじゅう国立公園の一角。四季折々に表情を変える山並みと澄んだ空気、そして何より、ビールづくりに欠かせない清らかな伏流水に恵まれた地です。くじゅう連山の地下深くから湧き出すこの水は、まろやかで雑味がなく、くじゅう高原地ビールの繊細な味わいを支える要ともいえる存在です。

使用する原料は、麦芽・ホップ・酵母・水のたった4つ。余計なものを加えず、素材本来の個性を引き出すシンプルなレシピを大切にしています。
だからこそ、ひと口目から感じる風味の広がりと、飲み進めるごとに深まる味わいの奥行きが際立ちます。

長く地元に根付き、世代を超えて飲み継がれてきた「くじゅう高原地ビール」は、旅人にも地元の人にも愛される、地域の誇りともいえる存在です。清らかな水と自然に育まれた一杯を、ぜひ現地で味わってみてはいかがでしょうか。
きっと、くじゅう高原の風景とともに、心に残る味わいになるはずです。