宮島ビール(MIYAJIMA BEER株式会社)は、広島県廿日市市宮島町に位置する、宮島島内唯一のクラフトビール醸造所です。

穏やかな瀬戸内海に面し、国の重要文化財にも指定されている五重塔を間近に望める絶景のロケーションで、地元・広島産の食材に合う、飲みやすくすっきりとした味わいのクラフトビールを醸造しています。強い苦みや甘みなど、好みが分かれるような個性よりも、広島や宮島産の食材を活かした料理と一緒に楽しめる味わいを大切にしています。使用する素材も、地元の魅力や季節感を楽しんでいただけるものを厳選しています。

創業者である有本樹生氏は、もともと宮島の老舗旅館の20代目として育ちましたが、家業を継がずサラリーマン生活を送っていました。しかし、故郷である宮島が消費不況の影響で元気を失っていることを目の当たりにし、「新名物をプロデュースして地域を活性化させたい」と決意。2010年に宮島ビールを設立しました。

創業当初からこだわりを貫き、初めてのビールを作る際には製造を委託した新潟麦酒と共に、10を超える試作を経て完成しました。味の決定には東京や広島、宮島島内の300人を超える人々がテイスティングに参加し、地域の声を大切にしたビールづくりを行っています。

宮島ビールは「地域の活性化に努めること」「お客様を笑顔にすること」「いつもお客様の視点で考えること」「お客様の声を聞きながら成長すること」「収益の一部を地域に還元すること」を理念に掲げています。観光客だけでなく地元の方々にもクラフトビールを通して、宮島や広島の新たな魅力を発見してもらうことを目指しています。