門司港(もじこう)ビールは、1998年に福岡県北九州市の港町・門司で誕生したクラフトブルワリーです。
創業者がアメリカ・タコマで出会ったヴァイツェンに感動し、「この味を地元でも味わいたい」という想いからスタートしました。ブランドロゴのいびつな「M」には、その原点である「Engine House No.9」への敬意が込められています。

仕込みは1回1,500リットルと小規模で、ろ過も加熱殺菌も行わない無濾過製法。酵母を残した“生きたビール”は、いつも新鮮で活き活きとした味わいが特徴です。フラッグシップのヴァイツェンは、小麦麦芽を6割使用する本格派で、全国地ビール品質審査会で最優秀賞を受賞するなど高い評価を得ています。

ラインナップはピルスナーやペールエール、地元の歴史を受け継いだ「サクラビール」など、ヨーロッパ伝統のスタイルを中心に展開。料理と合わせやすく、日常の食卓を豊かに彩ります。近年は缶ビールも導入し、より身近に楽しめる存在へと進化しています。

関門海峡を望むロケーションと、レトロな街並みに映える門司港ビール。
伝統を大切にしながら磨き続けるその一杯は、地元の誇りとして愛され続けています。