MUNEMASA Palace Brewery(ムネマサ パレス ブルワリー)は、佐賀県西松浦郡有田町に醸造所を構える宗政酒造株式会社によるクラフトビールブランドです。
宗政酒造は1985年創業で、本格焼酎「のんのこ」や清酒「宗政」を手がける蔵元として知られています。焼酎や日本酒づくりで培ってきた技術と、新しい酒文化をつくりたいという思いを背景に、クラフトビール事業が立ち上げられました。

有田の工場は、有田焼で知られる地域にある観光施設「有田ポーセリンパーク」に隣接し、蔵見学や試飲ができる複合施設としても親しまれています。仕込み水には、水源の森百選に選ばれた黒髪山の清らかな湧水を使用しており、柔らかい軟水が酒の味わいを支えています。

2016年にはクラフトビールブランド「MUNEMASA Palace Brewery」を立ち上げ、佐賀県産麦芽100%でつくる地ビール「NOMANBA(のまんば)」を発売しました。
使用する二条大麦は、国内最大級の生産量を誇る佐賀県産の原料を採用し、生産者と連携しながら品質向上にも取り組んでいます。焼酎蔵として培った発酵技術や素材へのこだわりを生かし、まろやかで飲みやすい味わいのクラフトビールを生み出しています。

宗政酒造は、伝統的な酒造りを大切にしながらも、新しい発想によるものづくりに積極的です。清酒や焼酎で磨いた技術をベースに、ビールでも地域の恵みを活かした高品質な商品を届けることを目指しています。
クラフトビールを通じて新しい酒文化を広げ、ふるさとの魅力を多くの人に伝えていくことが、同社の取り組みの中心となっています。