NAMACHAん Brewing(ナマチャンブルーイング)は、東京都豊島区大塚にあるスモークビールを得意とするクラフトビール醸造所です。
運営は株式会社スモークビアファクトリー。2018年に豊島区初のビール醸造免許を取得し、自家燻製麦芽を使用した個性豊かなビールづくりをスタートしました。
フラッグシップの「なまちゃんのラオホ」は、インターナショナル・ビアカップ2020で金賞とカテゴリーチャンピオンを受賞するなど、国内外で高く評価されています。
創業者である山崎健太氏は、もともとバー経営を通じて「燻製」と「ビール」の奥深さに魅了され、2015年に「Smoke Beer Factory」を開業。
その後、スタッフの「自分でビールを造りたい」という一言をきっかけに、2018年に念願の醸造所を併設した「NAMACHAん Brewing」を誕生させました。
ブランド名の「NAMACHAん」は、醸造長・米澤美里氏のあだ名から生まれたもの。彼女の柔軟な発想と確かな技術によって、多彩なビールが次々と生み出されています。
現在は大塚、椎名町、北池袋の3拠点で醸造を行い、それぞれに異なるコンセプトを掲げています。
大塚店はスモークビールの原点、椎名町店は「カワイイ」をテーマにしたフルーツ系やサワー系、北池袋店は「オーセンティック」をテーマに王道スタイルを追求。いずれの醸造所も地域に根ざし、気軽に立ち寄れる街のブルワリーとして親しまれています。
また、「カクテルビール」という独自のスタイルにも挑戦。これは醸造過程でフルーツやスパイスを加えることで、まるでカクテルのように飲みやすく仕上げた新感覚のビールです。トマトや出汁、唐辛子を使った「なまちゃんのレッドアイ」など、従来のビールの枠にとらわれない自由な発想が光ります。
今後は3つの醸造所を安定稼働させつつ、外販や新しい拠点づくりも視野に入れています。燻製の技とクラフトビールの魅力を融合させ、「驚きと感動と興奮を届けるビール」を追求し続けるNAMACHAん Brewing。
その香ばしい個性と挑戦心は、東京クラフトビールシーンに確かな存在感を放っています。