なら麦酒ならまち醸造所(Narabeer Naramachi brewery)は、奈良市・ならまちの落ち着いた街並みに2017年に誕生したブリューパブです。
代表で醸造責任者の青山政義氏が「当たり前のビールをしっかりつくる」をコンセプトに掲げ、キレよりもコクを大切にした、しっかりとした味わいのクラフトビールを醸しています。

定番は「ならまちエール」「白 haku」「玄 kuro」の3種類。ならまちエールは奈良県産の大和ほうじ茶を使い、香ばしさとホップの苦味、麦芽の旨味が絶妙に調和した一杯。白 hakuは小麦の柔らかな風味とバナナやクローヴ、青リンゴを思わせる香りが広がるヴァイツェンで、クラフトビール初心者や女性にも人気です。玄 kuroはロースト麦芽と有機カカオの芳醇な香りが印象的で、ほろ苦さを楽しむ大人のスタウトとして親しまれています。

ブルワリーは静かな住宅街にあり、以前は米屋の倉庫だった建物を改装。白を基調に木の温もりを感じる店内は、大きなガラス窓から光が差し込み、ゆったりとビールと向き合える空間が広がっています。タップから注がれる出来たてのビールとともに、地元の食材を使った料理や季節限定のフルーツビールも味わえるのが魅力です。

観光客が短い滞在時間の中で訪れる奈良で、少しでも特別な思い出を持ち帰ってほしいという想いも込められています。
じっくりと丁寧に醸されたビールと、ならまちの穏やかな空気。なら麦酒ならまち醸造所は、奈良を訪れた人々にゆったりとした時間を届ける場所です。