Rusty Nest Breweryは、千葉県大網白里市・白里海岸の元水産加工場跡地を拠点に、錆びた廃工場(Rusty)を人が集い語らう「巣(Nest)」へ再生するプロジェクトから生まれたクラフトブルワリーです。
運営は株式会社ぷらす わん。カリフォルニアの海辺で仲間と夕日に乾杯した原体験を、ほぼ同緯度で開けた浜をもつ白里海岸で再現したい――そんな想いを核に、地域の魅力をクラフトビールで可視化し、通年で人が行き交う“東海岸のハブ”を目指しています。
2023年には街路沿いの小屋をリノベーションしてコインランドリーを先行オープン、2024年には外壁解体・整地を経て醸造所建設が本格化。
11月には「Rusty Cafe & Bar」がグランドオープンし、地元をはじめ各地のクラフトビールと料理を楽しめる場として動き出しました。
ビールづくりは、ポートランドから導入した設備を活かし、Pale AleやLager、そして海辺に映えるIPAを柱に据えます。
醸造士の蝦名は、2023年から銚子のチョウシ・チアーズで研鑽を積み、地域に愛され遠方からも飲みに来たくなる味わいを掲げて仕込みに臨みます。ブランドとしての第一歩はOEMでの先行展開から。
2024年5月に「Rusty Nest IPA」、7月にはアルコール度数を抑えた「Rusty Nest Session IPA」をリリースし、日の出の光を思わせる透明感とトロピカルなアロマ、海風に似合う軽快な飲み心地でファンを広げました。
2025年6月25日には発泡酒製造免許を正式に取得し、自社醸造をスタート。
「人が集い、語らい、乾杯する。」を合言葉に、朝日のエネルギーと夕焼けの余韻が行き交う白里海岸で、仲間や家族、そしてペットとも肩を並べてビールを分かち合える時間をつくる――Rusty Nest Breweryは、そんな非日常を日常に変えるクラフトビールと場づくりで、千葉東海岸の新しい物語を紡いでいきます。