浜地酒造株式会社は、明治三年創業、150年以上の歴史を誇る博多の造り酒屋です。
その中核ブランド「杉能舎(すぎのや)」は、江戸時代の庄屋屋敷に由来し、初代が酒蔵の裏山から切り出した杉で能舞台を作ったエピソードが今も名に残ります。清酒「杉能舎」は全国清酒鑑評会でも高く評価され、酒造りへの情熱と遊び心を今も受け継いでいます。
1996年、福岡県で第一号のビール製造免許を取得し「杉能舎麦酒」としてクラフトビール事業をスタート。長年の酒造りで培った職人技を生かし、モルティで深みあるテイスト、麦芽の風味を存分に引き出したビール造りが特徴です。日本のクラフトビールメーカーでは初となるドイツ・VLB認定のBrewmaster資格も取得し、伝統的なビール純粋令に敬意を払いつつ、新たな味や糸島半島の自然を活かした限定ビール、日本酒の麹を使ったオリジナルビールなどにも挑戦しています。
産土(うぶすな)である糸島の恵みと、150年変わらぬ酒造りへの情熱を込めて、浜地酒造ならではの「本当に飲みたかったビール」を届けています。