グットウルフ麦酒は、奈良県吉野郡東吉野村に2020年に誕生したクラフトブルワリーです。ニホンオオカミが最後に発見された地で、地域に寄り添い、集会所のような憩いと出会いの場を目指してビール造りを行っています。
「山で醸したビール、山とグッと飲む」をコンセプトに、近畿の屋根と呼ばれる台高山脈から湧き出る清流を仕込み水に使用しています。吉野杉やゆず、東吉野産のほうじ茶など、地元ならではの恵みを活かしたオリジナルのローカルビールが特徴です。
ペールエールには吉野杉を使い、木の香りが新しい味わいを生み出しています。ベルジャンホワイトは村で育ったゆずを贅沢に使い、爽やかな香りと酸味を引き出しました。スタウトには東吉野産のほうじ茶を取り入れ、芳ばしさと濃厚な口当たりを実現しています。さらに、茶葉とホップが織りなす香りを楽しめるインディアペールエールも人気です。
代表の石井啓順さんは、地元の素材を活かしたビールを通じて村の発展に貢献したいという思いから醸造所を立ち上げました。地域の魅力を映し出すビールを育てながら、販路拡大を通じて東吉野村の未来につなげることを目指しています。
グットウルフ麦酒の一杯には、東吉野の自然の息吹と、人と人を結ぶ温かな想いが込められています。山の暮らしに寄り添い、飲む人の心を和ませる味わいをぜひ楽しんでください。