エチゴビールは、1994年の酒税法改正をきっかけに誕生した、日本初のクラフトビール(地ビール)ブルワリーです。ビール製造免許取得に必要な最低製造量が大幅に引き下げられたことで、小規模ブルワリーの先駆けとして国内で初めてブルーパブをオープン。
その創業は、日本のクラフトビール文化の幕開けとも重なっています。
創業者は、1970年代後半から80年代にかけて欧州で演劇家として活躍し、イタリアやドイツで豊かなビール文化に触れたことが起点となりました。ドイツ人絵本作家の女性との出会いをきっかけに、ビール文化を新潟から日本に広めたいという夢を持ち帰国。エチゴビールのトレードマークである、ビールジョッキを手にした雄ヤギのイラストも、彼女が手がけたものです。雄ヤギは豊作や商売繁盛のシンボルとされています。
今も「ロマンを語ろう!舞台に立とう!」を合言葉に、創業の精神と夢を大切にしながら、日本の、そして世界のビール舞台で個性あふれる役者として生き生きと輝いています。飲み手の一杯が新たなドラマを生み出す――そんな想いが一杯に込められたブルワリーです。