京都醸造株式会社 / Kyoto Brewing Co.は、2015年初頭に事業活動を開始した小規模クラフトビール醸造所です。
「ベルギー&アメリカ」スタイルを軸に、伝統的なベルギービールにアメリカンテイストの革新を加え、京都から新たなビールの魅力を発信しています。

創業者たちは2000年代半ばに日本にやってきて、まだクラフトビールが黎明期だった当時からその多様性に惹かれてきました。日本では「とりあえず生」に象徴されるような均一的なビール文化が根強い中、もっと個性豊かなビールを広めたいという思いから事業をスタート。ビアバーや飲食店への樽生ビール提供から始まり、やがてボトル、現在は缶製品も手がけ、より幅広い層へのクラフトビール体験を目指しています。

拠点に京都を選んだのは、長年この街に特別な愛着があったから。伝統と革新、さまざまな文化を融合してきた京都の地で「食と飲み物に繊細なこだわりを持つ街にクラフトビールの新しい息吹を届けたい」という強い想いがあります。開業当初は京都にクラフトビール醸造所がほとんどなかった中、今日では京都やその周辺からクラフトビール文化が着実に広がっています。

ビール造りのベースには、アメリカの革新的なクラフトビールとベルギーの伝統的なビール文化、どちらも敬意を持って取り入れています。ベルギー産酵母とアメリカ産ホップの組み合わせを中心に、常に新しいスタイルやユニークな味わいにチャレンジ。自分たちが「本当に飲みたい」と思うビールを追求し続けています。

「Exploration(探究心)」「Craftsmanship(技能)」「Ethical(エコ)」「Engaging(引き合う力)」という4つの価値観を大切にし、常に新しい発想や技術に挑みながら、ビールが持つ“人と人をつなげる力”も大切にする。京都醸造は、日本のビール文化に新しい多様性と選択肢をもたらす存在であり続けます。