梅錦山川株式会社は、明治5年(1872年)創業の老舗酒蔵です。創業以来、金生川の恵みと、かつて見事な梅林が広がっていた地にちなんだ「梅錦」の名を掲げ、150年以上にわたり高品質な日本酒造りを続けてきました。主屋や仕込蔵は国の登録有形文化財にも指定され、地域の歴史とともに歩んできた蔵です。
代々の蔵人が受け継いできた技術と経験、石鎚山系の清らかな伏流水、吟味した酒米を使い、「うまい酒」への飽くなき探求心は全国新酒鑑評会などでも数々の金賞受賞という形で実を結んでいます。
梅錦山川は、平成6年には全国で初めて地ビール製造の内免許を取得し、翌年から愛媛県第1号の地ビール「梅錦ビール」の醸造をスタート。日本酒づくりで培った繊細な職人技をビールにも活かし、本場ドイツ仕込みの技術を取り入れながらも、日本人の味覚に寄り添う本格派ビールを作り続けています。その品質や個性は国内のビアコンテストでも高く評価されています。
伝統と革新の精神を大切に、梅錦山川株式会社はこれからも“うまい”を追い求め、世代を超えて愛される酒づくりを続けていきます。