田沢湖ビールは、1997年に秋田県第1号の地ビールとして誕生して以来、20年以上にわたり地域に親しまれてきたクラフトビールブランドです。そのルーツは1994年の酒税法緩和にあり、いち早くこの規制緩和に注目した劇団「わらび座」グループが、“新しい文化の創造”という視点でビール事業に乗り出したことから始まりました。
民族芸能や温泉宿泊施設を有する「たざわこ芸術村」(現:あきた芸術村)の文化事業の一環として生まれた田沢湖ビールは、以来、地域の食と文化、そして地元の自然とともに発展を続けています。
「3リットル飲めるビール造り」を合言葉に、飲み飽きしないすっきりとした味わいを追求。ドイツでビール造りを学んだ初代工場長の精神を受け継ぎ、季節限定や地域原料を活かした多彩なビールも展開しています。2000年以降は天然酵母や地元産小麦・米を活かした商品も次々とリリースし、多くの受賞歴を重ねてきました。
そして2022年には、事業承継により運営会社が「株式会社あきた芸術村」へと引き継がれ、新しい時代に向けてさらなるチャレンジを続けています。
田沢湖ビールは、文化と地域をつなぐ存在として、これからも「みんなで笑って、たくさん飲める」ビールを造り続けていきます。