秩父麦酒(合同会社 BEAR MEET BEER)は、埼玉県秩父市の自然豊かな吉田地区に2017年誕生したクラフトビール醸造所です。裏手には川が流れ、山々に囲まれたミネラル豊富な水の恵みを受けたこの地で、地元の人々や自然と深く関わりながら、個性あふれるビールづくりを行っています。
もともと酒蔵の瓶詰め工場だった建物を、醸造長自ら一年かけて改装。使われなくなっていた醸造設備を譲り受けて、2017年10月に念願のビール醸造免許を取得し、秩父の地に新たなブルワリーを立ち上げました。秩父は日本酒、焼酎、ワイン、ウィスキーなど国内で造られる主要なお酒が揃う「酒処」でもあり、その魅力をクラフトビールでも発信したいという想いが詰まっています。
ブルワリーでは「人の癒しになれる麦酒」を目指し、【飲みやすさ】と【楽しさ】を重視したビール造りに取り組んでいます。農作業やワイン造りの経験を活かし、秩父の特産品や山の恵み(山椒、蕗、クロモジ、栗、梅、ゆず、桑の実など)を副原料として活用。地元の山のエキスパートや生産者たちと連携しながら、土地ならではの味わい豊かなビールを生み出しています。
また、「優しい味と遊び心」をコンセプトに、ビールが苦手な人にも楽しんでもらえるラインナップを展開。丹醸造長が自ら各地の酒販店や飲食店を回って納品し、お客様の声を直接聞くことを大切にしています。バレルエイジド(木樽熟成)ビールにも意欲的に挑戦し、世界レベルのビール造りを目指しながら、秩父の魅力とクラフトビールの多様性を広く発信しています。
地域の仲間や自然とのご縁を大切にしながら、一歩一歩楽しみながら進化を続けているブルワリーです。秩父麦酒のビールを通じて、飲む人の心が癒され、秩父の土地の魅力や温かさを感じていただけたら幸いです。