富山県南砺市、井波の風土に根ざし、2022年に誕生したクラフトブルワリー「NAT.BREW(ナットブリュー)」。アメリカ・ポートランドでクラフトビール文化の可能性に心を奪われた藤井さんと、山梨でワイン造りを極めてきた望月さんの出会いから、この「土着醸造」の物語は始まりました。
「その土地を醸す」。この言葉を掲げ、NAT.BREWが目指すのは、地域の自然や人、文化が織りなす唯一無二の味わいを、クラフトビールという形で共創していくこと。ワイン醸造の経験を活かしながら、小規模生産ならではの柔軟さと感性で、「その人だから」「この土地だから」生まれるテロワールをビールに封じ込めています。
NAT.BREWのブルワリーが位置する井波は、古くから木彫りの町として栄えた職人の町。そこに暮らす人々の営みや自然の恵みがビール造りに溶け込み、土地の空気ごと味わえるような一杯が、ここで生まれています。
キャラクターとして登場する「ネイティ」は、井波に住まう小さな精霊。文化やビールが大好きで、まちを冒険しながら新しい出会いや物語を紡いでいきます。その自由で遊び心ある世界観は、NAT.BREWのビールにも色濃く反映されており、飲むたびにどこか物語の続きを感じさせてくれます。
ありのままの自然、自分らしさ、そして土地らしさ。NAT.BREWは、そんな「ネイティブ」な価値観を大切に、ビールを通して人と人、土地と文化をつなぐ“共創の場”として進化を続けています。飲む人の感性に触れ、土地の声が聞こえてくるようなビールが、ここにはあります。