小樽ビールは、北海道小樽市を拠点に、伝統的なドイツビールの製法を忠実に再現した本格派クラフトビールを製造しています。
創業者の庄司昭夫氏により、1995年7月16日に小樽運河沿いの歴史ある倉庫群の一角、「小樽倉庫No.1」で小樽ビールは誕生しました。同社は、ドイツに古くから伝わる『ビール純粋令』(麦芽、ホップ、水、酵母のみで醸造するルール)に則り、200年以上前の伝統的な醸造方法を守ってビール造りを行っています。
醸造レシピは、ドイツのブラウマイスターであり小樽ビールの顧問でもあるヨハネス・ブラウン氏の家系に200年以上に渡り受け継がれてきたものをはじめ、ドイツ各地の個性的なビールレシピを活用しています。小樽ビールの哲学は、ドイツ伝統のビール文化を日本に根付かせることであり、その伝統と純粋さを大切にしています。
小樽ビールの特長の一つは、「誰にも似ていない」クラシックかつフレッシュな味わいです。1516年にバイエルン公が定めた「ビール純粋令」は、約500年を経た今もドイツでは厳格に守られており、小樽ビールもこの伝統を忠実に再現しています。
また、小樽ビールの麦芽はドイツ南部の契約農家5軒が生産しています。栽培方法は細かく管理された指示書に従っており、農薬や化学肥料を使用しない有機栽培を徹底しています。収穫量は減少しますが、その結果得られる力強いコクと風味が、小樽ビールの味わいを支えています。
「豊かさとは選べること」という考えのもと、小樽ビールでは定番の3種類に加えて、これまでに21種類ものドイツスタイルのビールを製造・提供してきました。日常的に楽しめるよう価格も抑え、晩酌など日々の暮らしの中で身近に楽しめるビールであることを目指しています。
さらに、「ビールは人と人を楽しくつなぐ道具」という精神を大切にし、ビールを通じて人々が笑顔になり、コミュニケーションが広がる場を提供することに喜びを感じています。
ビール会や工場見学、飲食店での交流など、人々が楽しく繋がる場面を創出することこそが、小樽ビールの存在意義であり使命であると考えています。