これも6月上旬頃に購入してからずっと冷蔵庫に眠っていたビール。
7歳の息子的にはパッケージデザインがやや怖くて選ぶことがなかったみたいです。
確かに、悪魔だし真っ黒の缶ですからね。
とは言え、購入して時間も経っているのでそろそろ消費したいって事で、息子をほぼ誘導するような形で選んでもらいました。
そんな訳で今回レビューするのは、日本酒のほうが圧倒的に有名なイメージが有る黄桜の「悪魔のビール アメリカンブラックエール」です。
苦すぎる!って思ったのに一転
グラスに注いで香りを確かめると、IPAとかで感じる華やかな香りがしました。嫌な感じの匂いもなく良い感じ。
泡立ちも程良く、直ぐに消えたりしませんでした。
では、まずはひと口。
「にっが!これは苦いなぁ…」
でした。
妻ですら「うぇっ」ってなるくらいにはしっかり苦い。
IBU(国際苦味単位)は40となってるので、数値なりの苦みがしっかり飛び込んできました。
だけど、後味はスッキリしてて、苦味も残らないので、思いのほか飲みやすかったです。
飲み進めていくと、苦味に慣れるのか、半分飲んだ頃にはむしろ苦いと思わずに飲んでました。
飲むほどに苦みが薄れていくんですよね。
この印象は、75BEER 島風ピルスナーのレビューで感じたのにちょっと近いかも。
今回もビール単体で飲んでいるので、食事に寄っては毎回しっかり苦みを感じるのかも知れません。
yukiがほぼ必ず、堅揚げポテトを食べてるから、ボクも少しペアリング考えてみようかなって思いました。
こんなに苦いと思ったのに、華やかな香りとスッキリした後味。それでいて、コクもしっかり有って飲みごたえも十分。
気付けば、このビール好きだなぁって思いながら飲んでました。
飲み終わった後の満足度も高い!
ビールの苦みが苦手だからビアラテではビール苦手担当で始めたのに、IBU40有って美味しく飲んでたらコンセプト崩壊気味な気もしますが、苦味の感じ方や、苦味の残り方、苦味の位置など、一言で「苦味」と言っても、その質で感じる印象は全然違うんですよね。奥深い世界。
とは言え、さすがに毎日ビール1本飲んでる生活が続いているので、苦味に対する慣れや耐性が上がった気もします。
これは、そろそろビールが苦手と思った原点のスーパードライを飲み直さなきゃダメかも。
ビール苦手な人に勧められるか
最初に来る苦味はかなり強いので厳しいかな。
華やかな香りに助けられる部分も有るかも知れないけど、やはり単発の苦味は強いから勧めにくいかも。
飲める指数としては
ビール苦手なボク独自の指数。1缶(350ml)飲みきれるかどうか。
楽しみながら1缶飲める。
でした。
これも苦味の質が自分にぴったりハマった感じですかね。
悪魔も飲みすぎちゃうこのビール、恐るべし。