南信州ビールの4本目に選ばれたのは、Ogna ヤマソーホップ。
アルコール度数が9%とかなり高めで、ヤマソービニオンっていう、山ぶどうとカベルネソービニオンのワイン用交配品種を使ってるフルーツビールです。

ハイアルコールのビールの場合、アルコール感が強いときついので、ちょっとドキドキな感じですが、レビュー行ってみます。

ぶどうの甘味と酸味。まさにワインのような味わい

グラスに注いで香りチェックすると、ぶどうの香りがしっかり分かるので飲む前からワインっぽいのかも?と思わせてきます。
また、色味も紫なのでビールの色じゃないですね。

結構身構えながらまずはひと口。
「え、なんかすごい飲みやすい」でした。

続けてもう一口飲んでみると、苦みは全くと言って良い程無く、完全に酸味が主役なビールです。
酸味はわりと苦手なことが多いんだけど、この酸味はとても心地よい酸味です。
ぶどうの甘味も感じられるし、ビールっぽさは殆ど無く、まさに赤ワインのような印象です。

とは言え、ボクはワイン全然飲まないので、イメージです!

ただ、少なくとも所謂ビールって枠組みからは外れてる味なのは確かです。
過去に飲んだフルーツビールはいずれも結構ビールを感じることが多かったんだけど、これはフルーツ寄りというか、ぶどうの甘味と酸味がしっかり感じられて、ビールっぽさがかなり抑えられてます。

そして、9%という度数にも関わらず、アルコール感を感じないので、スルスル飲めちゃう危険なやつ。
実際、9%なのに飲めちゃうからいつも以上に酔ってる感が強いです。

今日は途中からチーズ系のつまみが無いか探してたら、チーズ味のお菓子が有ったのでとりあえずそれで合わせてみたんだけど、ワインみたいな味だけあって、やっぱりチーズ系は合いますね!

にしても、これはこれで有りだなって思いました。普通に美味しいって思えたし。まぁ、ビールだと思って飲むと面食らう可能性もあるけど、酸味が主役なワインみたいなビールって認識で飲めば、すんなり受け入れられる気がしました。

ここまで振り切ってる感じのビールに出会えるのもクラフトビールの面白さだなぁって思います。

ビール苦手な人に勧められるか

IBU(国際苦味単位)を見ても9.2とかなり低く、ビールっぽさも全然感じないので、ビール苦手な人には問題なく勧められます。
とは言え、アルコール度数高めだし酸味のビールなので、その辺も考慮して勧めたい感じでしょうか。

飲める指数としては

ビール苦手なボク独自の指数。1本飲みきれるかどうか。

楽しみながら1本飲める。
でした。

確実にゆっくり味わって飲むビールですね。
フルーツ感強めのフルーツビールも飲んでみたかったので、そういうビールに出会えてよかったです。

ただ、ボクはアルコール強くないので、これ1本飲んだら、もう他が飲めないくらい酔っちゃうのが難点。度数6%くらいでこの味が出せるならもっと気に入りそうです。