今回飲んだのは、『欅ノミツコ』。
CHORYO Craft BeerとY. MARKET BREWINGのコラボで、けやきひろばビール祭り30回開催を記念して誕生した一本。
実は冷蔵庫の奥に眠っていたのをすっかり忘れていて、賞味期限を思い出して急いで開栓することに。

強い酸味と塩気のある後味がクセになりそう

グラスに注ぐと、泡立ちはそこそこ。口を近づけると香りがふわっと立ち上がる。
ひと口目を飲んだ瞬間、まず感じたのは鋭い酸味。思わず「おっ」となるくらいのインパクト。そのあと数口飲み進めると、ほんのり塩気のある後味が広がる。これはhirasawaがレビューでも書いていた通り白麹の影響かな?
ビール自体は甘みもわずかに感じられるが、全体的には酸味が主役。

アルコール度数が7.5%と高めで、しっかりとした飲みごたえがある。味わいも濃いめなので、今回はおつまみを合わせず、ビール単体で楽しむことにした。
酸味や塩気、香りの変化をじっくり味わえるタイプのビールで、料理と合わせるよりも“飲む時間そのもの”を楽しむのに向いているかもしれない。

印象に残る、刺激的で奥深い一杯

感想としては、酸味・塩味・香りのバランスが個性的な一本だった。
アルコールの高さによるボディの厚みと、酸味のシャープさが同居していて、単体で十分に成立する完成度。香りも豊かで、最後まで飽きずに飲み切れた。
個人的には、もう少し甘みがあるとより好みだったかな?
イベント限定らしい個性的な一本だったと思う。