昔好きだった「白」を、今の自分で再評価してみた

COEDOシリーズ5本目は「白 -Shiro-」。これはかなり昔に飲んで「好きな一本だな」と思っていた記憶がある。ただ、最近クラフトビールをたくさん飲むようになって、少しずつ自分の好みも変わってきてる気がしてたから、「今飲んだらどう感じるんだろう?」とちょっと気になって、あらためて手に取ってみた。
ちなみに、hirasawaのレビューでは「全体的に優しい口当たり」「結構爽やかでスッキリ」って感想だったけど、これは以前の自分の感覚とも似ていて、共感できる内容だったから、今回もそれを確かめる気持ちで開けてみた感じ。

小麦の甘さがガツンとくるけど、飲み口はスッキリ

グラスに注いでみると、泡立ちはそこそこで、色合いはやや濁りのあるホワイトビールらしい見た目。香りはグラスに鼻を近づけた時点でしっかり立ってきて、小麦っぽい甘みのある匂いがふわっと漂ってくる。
ひと口飲んでみると、「ああ、これこれ」って感じ。ちょっと強めに甘さを感じるくらい。でも、飲み口自体はスッキリしてて、もったりするような重さはなくて、するする飲めるタイプ。甘さがくどく感じる瞬間もあるけど、基本的にはバランスは悪くないと思う。たぶん好みが分かれるポイントはこの甘さなんだろうな。

今回はあえておつまみなしでじっくり楽しんでみた

この日は特におつまみを用意せず、あえてビール単体で味わってみた。甘みがしっかりあるから、何か一緒に食べないとキツいかな?と思ってたんだけど、意外にも飲みごたえがあって、ビールだけで十分楽しめた。

あの頃の「好き」は、今も「あり」だった

昔好きだった「白 -Shiro-」、今飲んでみてもやっぱり「これはこれでアリだな」と思えた一本。たしかに甘みは強めで、今の自分の好みにドンピシャではなかったけど、当時感じていた飲みやすさの感覚は今でも変わらなかった。たまに飲みたくなる。そんな存在なんじゃないかと思う。