炭酸ひかえめ、口当たりなめらか。香りで楽しむビール
名前が「エレガントブロンド」ってだけで、なんとなく上品でやさしい味を想像してたんだけど、実際に飲んでみたらそのイメージどおりだった。まず口当たりがすごく滑らか。冷やしてても尖った感じがまったくなくて、やさしく口の中に広がる感じがすごく心地いい。
炭酸は控えめ。でもそのぶん、香りとか味わいにちゃんと集中できる。苦味はほとんど感じないけど、そのかわりにほんのり甘みっぽい旨みがあって、スルスル飲めちゃう。油断してると気づいたらグラス空いてるやつ。
特にいいなと思ったのは、ビール単体でも満足感があること。ちゃんと香りもあって、飲みごたえもある。食事と合わせなくてもこれ一杯だけで成立してる感じ。ビールって、つまみがないとちょっと物足りないなって思うことも多いけど、これは例外。晩酌というより、夜にひと息つきたいときにちょうどいい一本。
軽めの洋風おつまみがおススメかもしれない
とはいえ、つまみを合わせるなら何がいいかって話になると、あんまり重たすぎる料理だと負けそうな気がする。たとえば濃いめの煮込みとか、脂ギトギトの唐揚げとかだと、せっかくのやさしい味がかき消される気がする。
個人的には、チーズとか、ナッツとか、ワイン寄りのおつまみのほうが合う気がする。カマンベールでも意外といけるかもしれないし、サクッと焼いたバゲットとかと合わせるとすごくよさそう。和食よりも、軽めの洋風つまみのほうがしっくりくるかもしれない。
定期的に飲みたい、大満足の一杯
全体としては、派手なインパクトとかはないんだけど、なんだかんだ定期的に飲みたくなるタイプ。クラフト系にありがちな「一杯で満足」じゃなくて、毎週でも飲める“日常クラフト”って印象。
これは大好きな一杯だった。満点。