新宿伊勢丹の地下にある「イセタンクラフトビアバー」で購入した一本。
あざらしのイラストが何とも可愛らしい。ひみつビールは以前大宮の「カフェ & ダイニング シャチ」で『パンパンパンツェン』を飲んで美味しかったので、この『アザラシミルクコーヒー』も期待している。見た目から想像するとカフェオレみたいな味なのかな?
一口目から強烈な苦味と酸味
グラスに注ぐと、とろみのある液体が流れ込み、泡立ちはそこそこ。
最初の一口でやってきたのは、苦味と同時に乳酸由来と思われる強い酸味。これらが前面に出ていて、正直自分にはちょっとキツく感じた。ミルクや米の甘みを期待していたが、その印象はあまりなく、飲みやすい甘さを探すのは難しかった。
妻にも一口試してもらったが「カルアミルクのような濃厚な甘いお酒を想像していたのに、実際は薄めでアルコール感が強い」とのこと。実際にアルコール度数は11%と高めで、甘さよりも強い苦みと酸味が印象に残るビールだと思う。
ただ、ちびちび飲んでいくと、少し印象が変わった。舌の上で転がすように少量ずつ飲むと、ミルクや米由来と思われる甘みをうっすら感じる瞬間もあった。しかしそれでも酸味の強さが勝っていて、飲みきるのにかなり時間がかかった。
おつまみは合わせなかったが、この酸味と苦味の強い個性を考えると、濃厚なチーズやナッツ、あるいは甘いスイーツなどでバランスをとるのがいいかもしれない。
甘さを期待すると裏切られる一杯
『アザラシミルクコーヒー』ですが、名前やラベルの印象に反して、かなりクセの強いビールだった。酸味の主張が強く、飲む人を選ぶが、他にはないユニークな体験ができることは間違いないと思う。
それから、酸味が強いので好みは分かれるかもしれない。