今回の一杯は、サントリーが最近発売したばかりの『ジューシーブリュー』。
妻が実家に帰省した時、近所のスーパーで見つけて買ってきてくれたもので、東北エリア限定販売。発売直後に飲めるのはかなり貴重だし、まさにお土産としても嬉しい一本だった。
持ち帰りのときに保冷剤をたっぷり入れて大事に運んでくれたんだけど、冷蔵庫に入れる途中でまさかのハプニング。何かしらの衝撃で缶のプルタブに圧がかかったのか、プルタブが少し開いて「シュワーーーッ」と炭酸が抜ける音が鳴り響いた。慌てて開けて飲むことになったのは想定外だったけど、これはこれで記憶に残る体験になった。

まさかの事故から始まったジューシー体験

グラスに注いでみると、泡立ちはかなり良好。しっかりした泡が立ち上がって、見た目だけでも飲む気分を盛り上げてくれる。ただ炭酸は思ったほど強くない。もしかしたら、事故のせいかもしれない…。本来はもっと炭酸を感じるのかな?
味わいは名前の通り、とにかくジューシー。ひと口含んだ瞬間、甘みとフルーティさが広がって、これまで飲んできたビールと違う印象を与えてくれた。重さも少しあるけど嫌な感じではない。
甘さが主体なのに、飲み終わったあとに口に残るベタつきやしつこさがないのもすごく良いポイントだった。例えるのが難しい味わいで、思わず「なんか、すごいフルーティだ」と、語彙力ゼロみたいな言葉しか出てこなかった。妻も一緒に飲んだんだけど、これまで飲んだビールでかなり好きな部類かもと。感想もほぼ同じ。まさに「ジューシーブリュー」という名前に納得させられる仕上がりだった。

食事との相性は試せなかったけど、これはおつまみを合わせなくても単体で成立するタイプだと思う。あえて言うなら、軽めのチーズやナッツなんかが合いそうかな?ビールの味の邪魔をしないシンプルなものの方がマッチしそうだと思う。

甘みと爽快さを両立した一杯

個人的な感想としては、ジューシーでフルーティー、でも甘ったるさが残らない新感覚のビールって感じ。ビールらしさを期待すると意外に感じるかもしれないけど、遊び心をしっかり持ちつつ、飲みやすさも忘れていない。これが東北限定じゃなく広く出回ったら、リピートしたい人が確実に増えるんじゃないかと思う。

東北限定なのがもったいないくらい、印象に強く残る一杯だった。