hirasawaから「これは絶対気に入るはず!」と言われて、さらにhirasawaのレビューでは、2025年10月時点で唯一★5をつけているビールなので、美味いのは間違いない。
あとは、自分の好みにどれだけ刺さるか、そんな期待を込めて開栓した。
華やかさと飲みやすさが両立
グラスに注ぐと泡立ちは控えめ。鼻を近づけるとホップの華やかな香りがふわっと立ち上がる。
ひと口飲むと、まず柔らかな甘みが舌に広がり、そのあとにゆっくりと苦味が追いかけてくる。この“後からふんわり来る苦味”が非常に心地よい。しかも一瞬で駆け抜けていくので、苦みを感じる時間はほとんどない。
全体として華やかでありながら、しつこさは一切ない。炭酸も弱めでスルスルと飲めてしまう。思わず「やっぱり京都醸造だな」と呟きたくなるような、完成度の高い味わいだった。
今回はおつまみを合わせず、純粋にビールそのものを楽しむことにした。
香りがよく、味のバランスも絶妙なので、むしろ何も合わせない方がこのビールの良さを最大限に感じられる。軽く飲むつもりが、気づけばグラスが空になっていた。華やかで飲みやすく、香りと味の余韻に浸りながら静かに楽しむ時間が心地よかった。
京都醸造の魅力が詰まった一本
感想としては、hirasawaが★5をつけたのも納得の完成度。
甘みと苦味、香りと炭酸、すべての要素がほどよく調和していて、飲みやすくも上品な仕上がり。季節限定なのが惜しいほどの味で、できれば定番化してほしいと思える。
改めて、「やっぱり京都醸造が好きだ」と再確認できる、そんな印象的な一杯だった。