今回飲んだのは、奥入瀬ブルワリーの『IPA』。
妻のお土産シリーズのうちの一本で、奥入瀬ブルワリーのビールとしては、以前飲んだ『青天の霹靂』が印象に残っている。「甘くて優しい味わいで、飲みやすいお米ビール」という印象が強く、今回のIPAも同じ方向性なのか、それともまた違った顔を見せてくれるのか。
泡立ちは控えめ、香りと苦味はしっかり
グラスに注ぐと、泡立ちはあまりない。見た目は落ち着いた印象だが、口を近づけるとホップの香りがふわっと立ち上がる。
ひと口飲むと、想像以上にしっかりとした苦味がやってくる。アルコール度数は7%と高めだが、重たさは感じにくく、炭酸も強くない。割と飲みやすい部類に入ると思う。
『青天の霹靂』の時にも感じたが、奥入瀬ブルワリーのビールは飲みやすさを意識して作られている印象がある。
合わせたおつまみは、バター醤油味のポップコーン。
バター醤油は主張が強いが、このIPAはそれに負けない味の濃さがあり、ビールがしっかり引き立て役になってくれた。ポップコーンの塩気とコクが、ビールの苦味をよりはっきり感じさせてくれる組み合わせで、家飲みとしてはかなり満足度が高かった。
後味に残る苦味が好きな一杯
感想としては、飲みやすさの中にIPAらしい苦味がしっかり残る一本だった。
後味として苦味が続くが、その余韻が個人的には心地よく、「もう一口飲みたい」と思わせてくれる。
『青天の霹靂』とはまた違う表情を見せつつも、奥入瀬ブルワリーらしい飲みやすさはしっかり残っていた。
これはまた飲みたいと思えるIPAだった。