今回飲んだのは、麗人酒造の「信州浪漫ビール 七味唐からしBEER」。
hirasawaからのいただきものなんだけど、開栓前に「ふきこぼれ注意」のシールが貼ってあったので、ちょっとビビりつつ慎重に注いだ。結果、ふきこぼれる事もなく、泡立ちも控え目におさまって助かった。
飲むたびに辛味が増していく不思議な感覚
一口飲んでみると、最初は意外とスッキリしていて「あれ?辛さどこ?」って感じだった。
だけど、喉を通り過ぎて数秒後にじわじわと七味の辛さが広がってきた。これがまた独特で、舌じゃなくて喉の奥にしっかり刺激が残る。さらに1~2分くらい経つと胃のあたりがじんわり熱くなってきて、飲むたびに辛さが増幅されるような感覚に。飲んでる途中はスッキリだからゴクゴクいけそうなんだけど、その後の刺激が思ったより強いから、正直水なしではきつかった。
ビールそのものの味は、基本的には軽めで飲みやすい系統。クセは少なくて、そこに七味のスパイス感が重なる感じ。嫌な苦味はなく、七味の風味が主体になっている感じがある。だから味だけで言えばそこまで嫌いじゃない。ただ、「七味BEER」という名前通りの刺激がしっかり来るので、辛いのが苦手な人には厳しいかも。
今回のおつまみは特に用意しなかったけど、辛さがある分、スナック菓子や揚げ物よりも、チーズやヨーグルトっぽいまろやかな系統のつまみの方が良さそう。とにかく辛さをどうにかしたいって感じで水を結構飲んでいたので、そういう系の食べ物で中和したい。
一度は飲んでもいいと思う、辛さが主役の変わり種
全体的に「七味唐からしBEER」は一風変わったビール体験ができる一本だった。
最初はスッキリ、後から辛味、さらに胃に熱さ。まるで三段階で楽しませてくる?ような構成。
辛さとスッキリ感のギャップは面白いんだけど、正直、もう一回飲みたいか?って言われたら、ちょっと遠慮するかもしれない。
でも「変わり種ビール」としては間違いなく面白い存在だった。