今回飲んだのは、RePuBrewの『69 IPA』。
hirasawaからのいただきもの。
『69 IPA』という名前は、苦味の数値が69あるということで、どこまで苦味を感じるのか非常に楽しみだった。

苦味がありながら驚くほどクリア

グラスに注ぐと泡立ちはよく、黄金色の液体が美しい。
ひと口飲むと、ホップの香りが一気に広がり、その香りに続いてIPAらしい苦味を感じるが、すぐにスッと消えていく。
炭酸は控えめで、全体的にクリアな印象。苦味がしっかりありながら口当たりは軽く、スイスイと飲み進められる。
IBUが69とは思えないほどスッキリしており、「苦いのに飲みやすい」というバランスが見事だった。

おつまみには、しっかり味付けしたもやし炒めをチョイス。
これが見事にハマった。ビールの苦味が、炒めたもやしの香ばしさと塩気を引き立て、旨味の輪郭をくっきりさせてくれる。
重すぎず軽すぎない飲み口だから、食中酒としてのポテンシャルも高い。

IBU69でも飲み疲れしない完成度

感想としては、ホップの香り・心地よい苦味・スッキリした飲み口が三位一体となった完成度の高いIPAだった。
IBU69という数値から想像するような強烈な苦味ではなく、苦味を上品にコントロールした印象。香りの華やかさとクリアな後味が同居しており、ビール単体でも、料理と合わせても楽しめる万能型の一杯だった。