今回飲んだのは、三陸ビールの『週末のうみねこ』。
妻が東北で買ってきてくれたお土産で、缶のデザインがまずかわいい。うみねこが描かれていて、すでに“ご当地感”と“遊び心”が伝わってくる。こういうデザインの力ってやっぱり大きくて、開ける前からワクワクする。

甘みと飲みやすさのバランスが絶妙

グラスに注いでみると、泡立ちは正直控えめ。でも飲む前に鼻を近づけただけでベルジャン系らしい華やかな香りを感じた。
ひと口飲むと、甘みはあるけど強すぎず、ほどよく抑えられていてバランスがいい。炭酸も控えめで飲みやすく、飲みごたえもしっかりある。少し落ち着いた印象があって、クセが少ないからスルスル飲めてしまう。

ペアリングについては、公式では「魚介料理にぴったり」と書かれていたけど、この日の我が家のおかずは鶏もも肉の塩レモンペッパー焼き。方向性としては全然違うんだけど、合わせてみたら意外に悪くなかった。ビールのほのかな甘みが肉の塩気とレモンの酸味に寄り添ってくれて、結果的にバランスが良くなった。ペアリングは“絶対魚介”って決めつけなくても幅広く楽しめそうだと思う。

香りと飲みやすさが両立したご当地ビール

全体としては、ベルジャンらしい香りをしっかり楽しめつつ、クセを抑えて飲みやすく仕上げてあるなと感じた。ご当地ビールらしい特別感もあって、飲んでる時間そのものが楽しい体験だった。