今回飲んだのは「パナバック ヴェリタスブロイ」。
hirasawaからのいただきもので、普段あまりノンアルは手に取らないんだけど、hirasawaのレビューでも評価が高めだったので、「これはもしかしたら自分でも美味しく飲めるかも」と期待が高かった。
公式サイトを見て印象的だったのは、とにかく栄養面の推し方がすごいこと。
アミノ酸も、ビタミンも、ミネラルも1缶でこんなに摂れてしまう!
すべて原料由来の天然の栄養素です
大きく書かれていて、正直、ノンアルコールビールというより健康食品の紹介ページを見ているようだった。その時点で、飲む前からちょっと不思議な気分になった。
ノンアルは苦手だけど、おつまみなしでも一本飲み切れた
グラスに注ぐと、泡立ちはかなりよかった。これまでのノンアルって泡が粗くて頼りないイメージが強かったんだけど、これは意外と細かい泡で見た目もなかなか悪くない。
ひと口飲んでみると、最初に感じたのは酸味。ちょっと強めに感じた。その後に独特な香りを感じたんだけど、これはちょっと苦手だった。
炭酸はそこまで強くなくて、喉に刺さらないぶんゴクゴク飲める。苦味とコクはそれなりにしっかり感じられ、他のノンアルってそのあたりがあまり感じられないことが多くて、どうしても薄い印象があるから、これはよかった。味に厚みがある分、おつまみがなくても一本スッと飲み切れてしまったのは大きなポイント。
普段ノンアルを避ける人にも試す価値あり
ただ、やっぱり飲み終わったあとに「あー、本物のビール飲みたいな」って気持ちが顔を出してしまうのは否めない。ここはもうノンアル全般に共通する宿命かもしれないけど、自分の中で“ビールの代替”として完全に満足するにはまだハードルがあるなと思った。
とはいえ、ヴェリタスブロイはノンアルの中ではかなり完成度が高いと感じたし、健康食品的な側面も考えると「ビールの味に近いドリンク」としては十分アリ。普段ノンアルを避けがちな自分でも最後まで楽しめたのは正直すごいことだった。