今回飲んだのは、サントリーの『ワールドKANPAIビール』。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に生まれ、世界93の国と地域の声でつくったビールとの事。
様々な声を集めて作ったこのビール、どんな味になっているのか気になるところ。

全体的に穏やかでバランスの良い味

グラスに注ぐと、泡立ちはそこそこ。
ひと口飲むと、最初に感じたのはほんのりとした甘み。一般的なラガーに比べて、後味に少しカラメルのような余韻が残る。炭酸は強すぎず、喉に引っかかることもないため、全体的に飲みやすい印象だ。コクもそれなりに感じられ、軽いのに物足りなさはない。苦味が控えめで、どちらかというと丸みのある味わいだと思う。

今回はおつまみは用意せずにそのまま味わった。飲みごたえがしっかりしているので、単体でも十分楽しめるタイプ。炭酸が弱めで甘みもあるため、塩気の強いおつまみを合わせてもバランスが取れそうだ。堅あげポテチなどのスナック系とも相性は良さそうだし、軽いおつまみと合わせるなら違和感なく飲めると思う。

もう少し個性が欲しいところ

感想としては、甘みとコクのバランスが取れた穏やかなビールだった。炭酸も控えめで飲みやすく、苦味も角がなくまろやか。
残念な点としては、色んな意見や方向性を取り入れた結果、良くも悪くも中途半端な感じが否めない。
ただ、飲みやすいので日常の食卓や一息つきたい時に飲むにはちょうど良いと思う。