竹ノ実麦酒計画 六島浜醸造所は、岡山県笠岡市の離島・六島(むしま)で生まれた、人口40人の小さな島ならではのクラフトビール醸造所です。主宰の井関竜平さんが、自身のルーツである六島に惹かれて移住し、かつて島の山のてっぺんまで広がっていたという麦畑を復活させたい――そんな思いからスタートしました。
2017年には吉備土手下麦酒で修行を積み、島で収穫した麦で初めてのビール造りを実現。同年、笠岡や六島初となるビアフェス「六島オクトーバーフェスト」も開催。2019年には念願の発泡酒醸造免許を取得し、「竹ノ実麦酒計画 六島浜醸造所」を開業しました。
屋号の「竹ノ実」は、島に自生する竹が130年に一度花を咲かせ一斉に枯れ、そこから新たな竹林が生まれる“命の循環”になぞらえ、島に残る文化や人のつながりを未来へと根付かせたいという願いが込められています。
六島浜醸造所は、もともと地域で「はまじょ」と親しまれていた家屋をそのまま活かし、地元の素材や人、島の文化を大切にしながら、麦酒づくりを通して新しい島の物語を紡いでいます。
島の恵みや人のぬくもり、文化の継承を一杯のビールに込めて――小さな離島から、個性豊かなクラフトビールを届けています。