TDM 1874 Brewery(ティーディーエム1874ブルワリー)は、横浜市緑区・十日市場にあるクラフトビール醸造所です。
創業1874年の老舗酒問屋「坂口屋」が2017年に立ち上げたブルワリーで、横浜から世界へ発信できるビールを目指しています。
3基の仕込設備と複数の発酵・熟成タンクを備え、2019年には缶詰め設備を導入。テイクアウトや家庭での需要にも応える体制を整えています。世界中から厳選したホップやモルトを取り寄せるだけでなく、横浜ブランドの梨「浜なし」や神奈川ブランド米「はるみ」といった地元食材も積極的に使用し、“横浜ならでは”の味わいを追求しているのも特徴です。さらに、ビール粕をすべて地元農家に提供して肥料として活用するなど、サステイナブルな循環型の取り組みも行っています。
ヘッドブルワーを務めるのは、イングランド出身のGeorge氏。13歳からビール醸造に魅了され、英国のブルワリーでの経験を経て来日。確かな技術とクリエイティブな発想で多くの賞を獲得し、アメリカのビール評価サイト「Ratebeer」でもBest New Brewer(Japan)に選ばれるなど国際的にも高い評価を受けています。
IPAやペールエール、Hazy IPAなど多彩なスタイルのビールは、国内外のコンペティションで数々の受賞歴を誇ります。
地元と世界をつなぐブルワリーとして、TDM 1874 Breweryは横浜の新しいクラフトビール文化を切り拓いています。