八ヶ岳ビール タッチダウン(萌木の村株式会社 八ヶ岳ブルワリー営業部)は、標高1230メートルの清里高原に位置する醸造所で、八ヶ岳南麓の清冽な天然水を使い、モルト本来のコクとうまみをとことん引き出すことにこだわったクラフトビールを造り続けています。
目指しているのは、雑味のないクリアでモルティな味わい。ビール造りの核となる仕込み工程では、設立時から手間を惜しまずドイツ発祥の伝統的な「デコクション」製法を採用し、麦芽の酵素の力を最大限に生かして、丁寧にうまみを抽出しています。
麦汁の加熱や寝かせ、秒単位で管理するホップの投入、世界最高峰の生酵母を用いた発酵管理など、すべての工程で妥協を許さず、醸造家の情熱と感性、そして受け継がれるノウハウを注ぎ込んでいます。特に“モルトセントリック”を掲げ、麦芽に宿る味わいを最大限に引き出すその姿勢は、八ヶ岳ブルワリーの冒険心と哲学を象徴しています。
その歩みは、地ビールブームの真っただ中だった1997年、キリンビールで「一番搾り」などの開発に携わった名醸造家・山田一巳氏が、清里「萌木の村」創業者・舩木上次氏の呼びかけに応え、清里の地で再びビール造りに情熱を注いだことに始まります。「タッチダウン」という名は、清里開拓の父・ポール・ラッシュ博士がアメリカンフットボールを日本に広めた功績にも由来します。
現在は山田氏の志を受け継いだ若き醸造家たちが、新しい時代のビール造りを担い、清里高原から情熱あふれる最高のクラフトビールを届け続けています。
伝統と革新、そして自然の恵みを生かした「八ヶ岳ビール タッチダウン」。
その味わいは、清里の風土と造り手たちの想いが込められた唯一無二の存在です。