福島市の西部、吾妻山の麓に広がる「アンナガーデン」に拠点を構える「みちのく福島路ビール」は、平成15年からの長きに渡って家族で営むクラフトブルワリーです。
小規模ながらも、確かな技術と徹底した品質管理に支えられたビールづくりで、多くのファンに愛されてきました。
仕込みには、本場ヨーロッパから厳選して取り寄せたモルトとホップ、そして発酵力の強い酵母を使用。仕込みから熟成まで一桶ずつ丁寧に手仕込みで行われ、吾妻山系の雪解け水がもたらす澄んだ天然水が、みちのく福島路ビールならではのクリアで奥行きある味わいを生み出しています。
自然の力を最大限に活かした醸造スタイルは、炭酸やアルコールも酵母が自然に生み出すものにこだわり、余計なものを加えず、素材本来の魅力を引き出しています。
また、季節や天候に左右される原料の状態に対応するため、職人たちはモルトの挽き加減や糖化時間などを微調整しながら、常に高い品質を保つビールづくりに努めています。さらに、各製造ロットごとにドイツ製の試薬を使った徹底した微生物検査を実施し、安心・安全なビールを提供しています。
看板商品のひとつが、福島伊達市の伊達農園から仕入れた「あかつき」や「ふじ」などの果物を使ったフルーツビール。福島県産の素材をふんだんに活かしたその味わいは、地元ならではの風土と四季の彩りを感じさせてくれます。
クラフトビールの本質を追求するみちのく福島路ビールは、小瓶の中に“自然”と“手仕事”の結晶を封じ込めて、今日も福島の地から「本物の旨さ」を届け続けています。