今回飲んだのは「THE軽井沢ビール 高原の錦秋(赤ビール)」。
秋季限定らしい“赤ビール”という響きに心惹かれた。季節の変わり目にぴったりの一本で、開栓前からどんな味なのか期待が高まる。

飲みやすいのに飲みごたえもある。食中酒としても優秀な一本

グラスに注ぐと泡立ちはまずまず。赤みがかった琥珀色が美しく、見た目から秋を感じる。
ひと口飲むと、口いっぱいに広がるのはカラメルのような香ばしさと程よい苦味。炭酸はかなり控えめで、ほとんど感じないほどまろやかな口当たりだ。
意外なほど優しい飲み口なのに、しっかりとしたコクがあり、飲みごたえも十分。苦味が尖っていない分、誰でも飲みやすいタイプのビールだと思う。

おつまみには粗挽きウインナーを合わせた。これがまた最高の組み合わせ。ウインナーの塩気と肉の旨みが、ビールのカラメル香と苦味を引き立てる。オクトーバーフェストで飲んでた頃を思い出した。食中酒として楽しむのに最適なビールだった。

秋の夜にしっかり味わいたいビール

感想としては、炭酸控えめでまろやか、飲みやすく仕上げられた赤ビールだった。
苦味と香ばしさのバランスもよく、食事との相性も抜群。派手さはないが、落ち着いた味わいでじっくり飲める一本だと思う。

個人的にはもう少し香りや苦味にパンチが欲しかったが、それでも秋の夜にしっくりくる上品な味わい。
季節の移ろいを感じながら飲むには、ちょうどいいビールだった。